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不安の正体

ゆり

はぁ、心配だわ。

ひまわり

お義母さん、どうしたの？

ゆり

ひまわりちゃんの事よ。あの子、よつはくんといつになったら結婚するのかしら。子供は早く産んでおいた方がいいのに。

かすみ

そうね、よつはくんもちゃんと考えてくれてるはずよ。子供の事も焦らない方が良いと思うわ。そんなに心配しなくても大丈夫よ。

ゆり

そうね。私ったらすぐ不安になっちゃって、なんでこんなに心配性なのかしら。

かすみ

不安になってしまう理由をフローラさんに聞いてみない？

ゆり

そうね！フローラさん、心配ばかりして不安になってしまうのはなぜなんでしょうか？

フローラ

ゆりさん、今回はちょっと深〜いお話になっちゃうかもしれないわ。ついてきてね。

不安の正体

不安の正体

私たちは何かとすぐ不安になってしまいますよね。漠然とした不安、将来への不安、お金の不安、健康への不安、そして愛する人の不安、心配が心配を膨らませ不安で押しつぶされそうになる事もあると思います。一体、この不安はなんなのか？どうすれば安心して過ごすことができるのか、スピリチュアルな本質的なお話をしていきます。

みんな自分に自信が無い

私たちは、この世界に存在している理由が明確に分からずその理由を求めて生きています。私たちすべての人間が自分自身に対する不安、無価値観、無力感を感じているの。簡単に言うと自分に自信が無いのです。

自分自身の存在に不確かさを無意識に感じていてこの本質である不安から目をそらし逃げ続けています。その先に見えるものは安心できそうなもの、価値を感じられそうなもの、強さを感じさせてくれるもの『確かそうに感じられそうなもの』要は“偽物“を求めてしまっているのです。

この世界には確かなものが存在しない

私たちは“偽物”とはつゆ知らずこの物質世界で安心できる何か、永遠に続く価値のあるもの、絶対に壊れないものを見つからない場所で探し続けています。

しかし、この世界には確かなものが存在しないので偽物を得たとしても不安で仕方ないのです。それらは不確かだからです。

私たちが求めてしまう確かさとはなんなのか？それらはたくさんあります。男性なら、出世して偉くなる事だったりお金持ちになる事だったり、世帯を持つことなど男性として“確かだ‼︎“と感じさせてくれそうなものです。

女性なら、痩せて綺麗になる事だったり、結婚して子供を産み立派な母親になる事だったりします。女性として“確かだ‼︎“と感じさせてくれそうなものです。

本当は何に不安を感じているの？

先ほどのゆりさんのお悩みは、娘ひまわりちゃんの将来を心配していましたね。不安な気持ちから安心するためには自分の本当の気持ちに気づくことが必要です。

ゆりさんにとって、そうならないと困る理由があるのです。何かデメリットがあるのです。それは何なのか？自分と対話していきましょう。

深掘りノートがおすすめです

ノートになぜ？WHY？をひたすら書き出し、何に恐れているのか？そうならなかったら自分にどんなデメリットがあるのか？自分の本当の気持ちを探していきましょう。

・ひまわりが結婚できるのか心配

・なぜ？

・子供は早く産んだ方がいいから

・なぜ？どうして？何が恐い？自分にとってどんなデメリットがある？

■孫がいないと自分が寂しい思いをするかもしれない（恐れ）

■娘がいつまでも独身でいたら私の育て方が間違ってたんじゃないかと周りに責められるのではないか？（恐れ）

■女の幸せは結婚して子供を産む事なんだとずっと信じていた、娘が独身のまま幸せになれるはずがない、もしそうなってしまったら私が間違っていたの？（デメリット認めたくない感情）

これは極端な例ですが、自分の本当の気持ちに気づけるまでクエスチョンを繰り返し深掘りしてみてください。あなたが抱える不安は必ず自分自身の存在に対する不安に繋がっています。自分が強く何か信じていることが揺さぶられる時も同じように不安を感じます。相手を認めてあげられないのは自分が間違っていることになるからそれをしたくないので相手を認めてあげられないのです。これも““私は確かだ‼︎“と感じていたいのでこういった心の動きが働きます。しかし揺さぶられているのならそれは不確かなのではありませんか？不確かだから不安なのです。